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PATと権限
概要
cdm コマンドでは、内部的に API 呼び出しを伴う処理を実行する際に、PAT(パーソナルアクセストークン) を利用します。PATは、Codatum のWebサービス上で、ワークスペース・アカウント単位で発行され、発行者の権限を使って API にアクセスします。
PATには付与する権限を制限する機能があり、用途に応じて必要最低限の権限を付与することで、意図しない操作やセキュリティリスクを低減することができます。
PATは profile として登録して管理します。profile の登録・切替・削除などの操作は cdm auth を参照してください。
PATの形式
PATは cdm_pat_ で始まる57文字の文字列です。
profile として登録された PAT は、cdm auth list や cdm auth whoami では cdm_pat_TR0v*** のようにマスクした形式で表示されます。このマスク表示により、CLI 側の profile と、Webサービス側で管理している PAT の対応を確認できます。
PATの発行と管理
PATは次のいずれかの方法で発行できます。
cdm auth loginのブラウザでの承認から発行(CLI に自動で取り込まれます)- Codatum のWebサービスの 「アカウント設定」 → 「パーソナルアクセストークン」 から発行
いずれの方法で発行した PAT も、Webサービスの 「アカウント設定」 → 「パーソナルアクセストークン」 で一元管理されます。権限の変更や失効はこの画面から行います。
PATの指定方法
PATを cdm コマンドで利用する方法は次のとおりです。実際のコマンド操作の詳細は cdm auth を参照してください。
- profile として登録:
cdm auth loginで PAT を profile として登録します - 環境変数で直接指定: CI 環境などでは
CDM_PAT環境変数 で PAT を直接指定できます - 有効性の確認:
cdm auth whoamiで、利用中の PAT が現在も有効かを確認できます
権限の制限ルール
デフォルトでは、PAT は発行者の権限をそのまま引き継ぎます。そのうえで、PAT の発行時・編集時に「トークンの権限を制限する」を有効にすると、制限ルールを定義できます。
制限ルールは、発行者が本来持っている権限の範囲内で、利用できる操作を絞り込むための仕組みです。新たな権限を付与するものではなく、あくまで発行者の権限の一部のみを許可(実質的には拒否によって削る)する用途で利用します。
各ルールは、次の 3 要素で構成されます。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 効果 | 許可 または 拒否 |
| 対象 | 対象リソース(コネクション・ノートブック・タグ) |
| 操作 | 対象操作(閲覧・編集・削除 など) |
ある操作に対して、対象リソースと対象操作が一致するルールの効果が適用されます。評価ルールは次のとおりです。
- いずれのルールにも一致しない場合は 許可されません
- 「許可」と「拒否」の両方が一致する場合は 拒否が優先 されます
- 制限ルールで許可された操作であっても、発行者本人がその権限を持っていない場合は実行できません
コネクションの操作権限
| アクション | 説明 |
|---|---|
| 閲覧 | 実行済み SQL のステータスや実行結果を取得できます |
| 実行 | SQL を実行できます。実行結果の取得には閲覧権限が必要です |
| アノテーション編集 | カタログのアノテーション(説明・タグ)の編集ができます |
※ アノテーションの編集には、Codatum Webサービスの「コネクション利用者」の権限が必要です。
ノートブックの操作権限
ノートブック単体の操作権限
ノートブック単体を対象とする操作権限です。
| アクション | 説明 |
|---|---|
| 閲覧 | ノートブックを閲覧できます |
| 編集 | ノートブックを編集できます |
| 削除 | ノートブックを削除できます |
フォルダの操作権限
フォルダを対象とする操作権限です。フォルダ直下のノートブックに対する操作をまとめて許可します。対象となるのは指定したフォルダに直接所属するノートブックのみで、サブフォルダおよびその配下のノートブックは含まれません。
| アクション | 説明 |
|---|---|
| 閲覧 | フォルダ直下のノートブックを一覧・閲覧できます |
| 編集 | フォルダ直下のノートブックの新規作成・編集ができます |
| 削除 | フォルダ直下のノートブックを削除できます |
フォルダの操作権限は、あくまでフォルダ直下のノートブックに対する操作を許可するものです。フォルダ自体(リネーム・移動・削除など)を操作する権限ではありません。
ノートブック単体権限とフォルダ権限の関係
あるノートブックに対する操作は、ノートブック単体の権限 と そのノートブックが所属するフォルダの権限 の いずれかを満たせば 許可されます(OR 条件)。
たとえば、ノートブックの閲覧は「そのノートブック単体の閲覧権限」または「所属フォルダの閲覧権限」のどちらかがあれば可能です。各コマンドが要求する具体的な権限は、cdm notebook の各サブコマンドの説明を参照してください。
ただし、いずれの場合も評価ルールに従い、拒否が優先されます。たとえばフォルダ単位で許可しつつ、ノートブック単位で拒否した場合、そのノートブックへの操作は拒否されます。
タグの操作権限
タグの閲覧権限は、タグが付与されているリソースの権限に従います。制限ルールでは、編集権限 と 削除権限 を設定できます。
| 種別 | 説明 |
|---|---|
* | すべてのタグ |
table | カタログのテーブル用タグ |
column | カタログのカラム用タグ |
| アクション | 説明 |
|---|---|
| 編集 | タグ定義の作成・更新ができます |
| 削除 | タグ定義の削除ができます |
※ タグの編集・削除には、Codatum Webサービスのワークスペースエディタまたはワークスペースオーナーの権限が必要です。